地震・防災・地震予知の専門掲示板

「まるで自分の考えが正論であるかごとく、洗脳のごとく押し付けてくるのはグニチとて同じこと」

との反論をよく頂戴するが、その反論には大事な点が見過ごされている

「ある現象の正体を突き止める行為」を時系列で分解すると

1. あらかじめ、正体の可能性の選択肢を充分揃えておく（＝広げる）
2. 次に、選択肢を比較しあって絞り込む（＝狭める）

という２段階で構成されており、結論の確からしさは

事前の広げ方＝選択肢に拾いモレがなかったか
続く狭め方＝比較の基準は適切だったか

の両方の妥当性にかかっている

地震雲に肯定的な人たちの多くに見られる検討プロセスの問題は

1. で揃えておくべき選択肢の明らかな不足
2. 絞り込む（＝狭める）理由の明らかな誤り

に集約でき、これらが改善されない限り、門前払いを食らうのは当然のこと

（まだ未解明なことが多く根拠などないのに聞くな、と開き直った言い訳をよく見かけるが、ならば1.で選択肢を広げた状態で留保しておけばよくて、わざわざ2.の絞り込みに踏み込まなければよいだけのこと）

・・・これはグニチの考え方などではないし、地震雲に限らず、世の中のあらゆる出来事にあてはまる普遍的な道理ではあるが、洗脳された集団の中や、教条主義の現場では「自分たちのことを否定するな」という攻撃にすり替えられてしまう