地震フォーラム

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関東大震災の体験談

NO.3434 セスト◆pIkbmoJO1c 2017/01/23 Mon 05:26 編集
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神奈川県川崎市内在住の者です。現在はタワーマンションが次々に建設されている場所となりましたが、当地で1923年9月1日に発生しました大正関東大震災を実際に体験した祖父母から直接聞いた話を紹介させて戴きます。
毎日農作業を行なっておりました祖父母でしたが、特に地震の前兆現象には気付かなかったといいます。
大震災当日、昼食後座敷で腹這いになって本を読んでいた祖父はゴォーという地鳴りと身体を下から突き上げる様な強い振動で危険を最初に察知し、「地震が来るぞ!」と家族に直ちに屋外に避難するように指示し、全員が外に出たことを確認して自分も出ようとしたところで地震が襲って参りました。戸が開かなくなってしまった為、体当たりをして外に転がり出たそうです。左右一尺(30cm)ずつあるような振幅であった為、とても立っていられる様な状態ではなく、皆地面をゴロゴロと転がりながらやっとの思いで大きな木の幹にしがみついて揺れに耐えました。
揺れが収まったところで、近所の親戚の安否が心配になった祖父が最初に駆け出し、その後を追うように祖母も走り始めた途端、更に強い2度目の揺れが襲って参りました。祖母は自分たちが今走っている真っ直ぐな筈の農道が地震動によってまるで蛇がのたうち回るように動くさまを目の当たりにして生きた心地がしなかったと話してくれました。
藁葺屋根の木造の自宅は、幸運にも出火を免れただけでなく、柱が地面に固定されていなかったことが幸いしてか、倒壊も免れました。しかし、地震発生時刻が各家庭の昼食時間帯に重なってしまった為に、東京と横浜では大規模火災が発生し、両方向の空は真っ赤に染まっていたそうです。
飲み水については、地震直後から飲用の井戸水が濁った為、庭に生えている棕櫚(しゅろ)の木の皮を剥いだものを幾重にも重ねて水をろ過し、更に煮沸して用いました。
更に正確な情報が伝わらず、「外国人暴徒が襲撃してくる」「井戸に毒が投げ込まれた」というような流言(デマ)が広まって地域の社会不安が高まり、祖父は自衛の為に竹槍を準備したといいます。
長くなりましたが、以上が祖父母の体験談です。現在とは社会環境・生活環境が異なる94年も前の話ですが、皆様の防災のご参考の一助となりましたら幸いと存じます。


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  1. 3434 関東大震災の体験談 セスト◆pIkbmoJO1c 01/23 05:26



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